宇都宮市篠井町を車で
行ったりきたり。
のどかな田園風景。
桜があちこちで咲いています。
あの桜かな？
こっちかなぁ？
あっ！あれかも！
うん、きっとそうだ。
遠くからでもその迫力が
伝わってくる。
わぁ・・すごい・・・
「あの桜が篠井のしだれざくら
ですか？」
「ああ、そうだよ(^^)。
どこからきたんだい？」
この桜のことをいろいろ
教えてくれたおじいさん。
カメラの撮影に適した
時刻や桜の開花時期など。
また、宇都宮市の桜の名所も。
篠井のしだれざくらは、
まるで着物の振り袖のよう。
風が吹くと枝が大きくゆっくり
揺れる。なんて見事なんだろう。
おじいさんは、脚が少し不自由でした。
「私は脳梗塞をやってね、
リハビリを続けて5年たって、
こうして話すことも歩くことも
車の運転もできるようになったん
ですよ。毎年このしだれさくらを
見に来てるんです。」
話をうかがいながら、
ゆっくり歩みを進めた。
私も、今リハビリをしてきた
ばかりなんです。2年経ちました。
リハビリの素晴らしさを、
改めて感じました。
この篠井のしだれざくらの元で、
リハビリの奇跡が２人、
歩いています。
「篠井のしだれざくらを見に
きたときは、おかしなおじいさんが
いたなと思い出してくださいよ。」
「はい、忘れません。」
優しいおじいさん、
感動をありがとうございます。
いつまでもお元気で。
来年また会えるといいですね。
